こんにちは、Miew-iC(みゅーいっく)です。
引き続き勉強した内容のノートを作っていこうと思います。
Part 1 こころって、何だろう?
Step 2 – 1 自分らしさとは何か

パーソナリティ(性格)→個人の性格や特性、個性
性格の構造
- 気質(性格の土台)…先天的・生得的。遺伝的、体質的に決められていると考えられている傾向(※ほぼかえることはできない)
- 気性(自己意識)…現実とずれると社会不適応を起こしやすくなる部分(不適応状態を神経症(ノイローゼ)という)
- 習慣…自分の意志で変えられる部分(行動や思考の傾向、癖など)
- 社会的役割…親、上司、妻などの役割
①先天的⇔④後天的
パーソナリティは、年齢を重ねるごとに変わりにくくなってくるが、環境や自分の意志によって変えることができる
Step 2 – 2 パーソナリティ(性格)とは何か

類型論
パーソナリティを異なるいくつかのタイプに分類する方法
・直感的で分かりやすい
・多様なパーソナリティを持つ個人を、誕生んに分類した方にはめるのは不適切ではないかという論争もある
クレッチマーの体型説
躁うつ気質、分裂気質、粘着気質に3分類し、それぞれ肥満型、やせ型、筋骨型の体型と関連付けた類型論の一つ。
クレッチマー:ドイツの精神科医
・体格と病気に関連性があること、健常な人にも適用できることを発見した
・体型と実際の病気のなりやすさの関連を示したものではない
気質的特徴 | 体型的特徴 | 性格的特徴 |
分裂気質 | 細長型 | 非社交的、静か、内気、自閉的など |
躁うつ気質(循環気質) | 肥満型 | 社交的、陽気、温かみがあるなど |
粘着気質(てんかん質) | 闘志型(筋肉質) | 熱中しやすい、凝り性、こだわりがある、秩序を好むなど |
ユングのタイプ論
外向性、内向性という2つのパーソナリティ類型で分類をした
外向性…外からの刺激を受けやすく、社交的
内向性…自己の内面に価値を認めているため、外に対しての関心が薄く、非社交的
思考型【理論的に考えることが得意】 | 感情【物事を感情で判断する】 | 感覚【思いつき、閃きを重視する】 | 直感【感覚で物事を判断する】 | |
外 向 型 | 外向指向型 現実社会に柔軟かつ合理的に対応する | 外向感情型 外向的で相手の気持ちを深くおもんばかる | 外向感覚型 外向的で楽しい事、美しいものを好む。 | 外向直感型 外向的で直感に基づいて前向きに行動する |
内 向 型 | 内向思考型 周囲に流されることなく我が道をいく | 内向感情型 内向的で自分の確固たる価値基準をもつ | 内向感覚型 内向で空想の世界を楽しむ傾向を持つ | 内向直感型 内向的で自分の直感に従って生きる |

特性論
- 行動傾向を特性としてとりだす
- 個々のパーソナリティを量的に測る
- ゴードン・オルポート(イギリスの心理学者)が最初に提唱
キャッテルの16特性因子論
- 共通特性と独自特性からなる表面特性の背後にある16の根源特性を用いてパーソナリティを測定する。
- レイモンド・キャッテル(アメリカの心理学者)が提唱
表面特性…質問や行動観察を通じて外から直接観察することが出来る35の特性
根源特性…表面特性の背後にある12の特性(公式テキストより)16種類の根源特性の間違い??
根源特性をどの程度持っているのかによって、パーソナリティを把握しようとした
心理検査、測定方法
【知能検査】
①ウェクスラー式知能検査(WAIS)
同年齢集団の中での個人の知能水準の位置を知り得る知能偏差値IQが算出できる。
対象年齢などにより以下の3つの種類がある。
・WIPPSI(2歳6ヶ月〜7歳3ヶ月)
・WISC(5歳0ヶ月~16歳11ヶ月)
・WAIS(16歳0ヶ月~90歳11ヶ月)
②田中・ビネー式知能検査
知能指数や精神年齢がわかる検査であり、知能発達のペースが把握できる。年齢ごとに問題が分類されており、どの年齢の知能レベルまで理解できているのかわかりやすいのが特徴。知能発達があるかどうかを判断する材料にもなる。
【人格・性格検査】
①質問紙法
紙に書かれた質問項目に対する回答を得ることにより、回答被験者の行動・意識・価値観などを測定する研究方法のこと
エゴグラム
人が持つ自我状態(エゴ)を5つのパターンに分類し、そのパターンを図表化(グラム)することでその人の心理状態を分析できるという心理検査
MNPI(ミネソタ多面人格目録)
人格目録検査で、550の質問項目で構成。被験者の意図的回答から生じる受験態度の歪を検出する。「臨床尺度:心気症、抑うつ、ヒステリー、精神病質的偏倚、男子性、女子性、など10尺度」「追加尺度:不安、抑圧、顕在性不安、自我強度、腰痛、頭頂葉・前頭葉損傷、依存性、社会的責任、など16尺度」
矢田部ギルフォード性格検査(Y-Gテスト)
YG性格検査が分類した5系統・全15型(5系統×3類)のいずれに該当するかを判定することで、被検査者の性格傾向を掴むことができる。120問からなる簡易な性格テスト。
②投影法
自分の態度、欲求、習慣をそのまま語ることが困難な場合に、自分以外の人や物に託して表してもらう手法。例えば、調査対象者に購入理由を直接質問しないで、「それを買ったのはどんな人だと思いますか」と間接的に質問するなど。
ロールシャッハテスト
投影法でもっとも代表的なテスト。被験者にインクのしみを見せて何を想像するかを述べてもらい、その言語表現を分析することによって被験者の思考過程やその障害を推定するもの
TAT(主題統覚検査)
複数の絵を用いて行う、投影法に分類される性格検査の1つ。あらかじめ用意された30枚の絵の内、被検者の年齢や性別などによって20枚を選び、10枚ずつ2回に分けて提示し、被験者に物語を作らせ分析する。
③作業法
単純な作業を一定の条件下で行わせ、作業の遂行の過程と結果から、被検査者の内的特性を解釈する方法
内田クレペリン精神作業検査
作業能力を測定するテスト。一桁の数の単純加算作業を、1行1分とし、5分の休憩を挟んで前半・後半15分ずつ行ってもらう。分析・評価は、誤答数をチェックした上で、前半と後半それぞれ各列の作業終了点を線で結び、その形について基準となる定型曲線からのズレの程度との組み合わせによる曲線類型判定と、個別の特徴を分析する個別診断的判定を行う。
Step 2 – 3 パーソナリティをつくるもの
遺伝的要因…遺伝はパーソナリティに影響する
環境的要因…生まれ育った家族や家族構成、親の育児方法や態度、生まれた順番、社会、国柄、機構、風土、時代的な要因、社会通念など。
個体的要因…身体的な構造や生理的な機能も異教する。自分の容姿や体型などで、自信がついたり劣等感を覚えたり、大病の前後や、その日の体調によってもパーソナリティが変わる
Step 2 – 4 パーソナリティは変化する
パーソナリティは、変えやすい部分もあるし、変えられない部分もある。環境の変化や、経験を積み重ねるなど。
遺伝的要因と個体的要因は変えるのが難しいが、環境的要因は変えることが出来る。
性格の構造
①気質
生理的に決められた割合が大きい部分。後から変えることはほぼできないと考えられている。
②気性
幼少期に家族との関わりの中からつくられるもの。後から変えることは難しいと考えられている。
③習慣(習慣的性格)
友人との生活や学校の環境によってつくられるもの。自分の意志によって変えることができる。
④社会的役割(社会的性格)
日常の場面において、意志的、無意識的に変化する。役割にそって行動するというのが社会的役割。
気質や気性などの性格は変えることは難しいが、習慣や社会的悪割を変化させていくことで社会に適応していくことができる。
以上です。